おみそを手作りする方で、「種みそ」という言葉を聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
種みそというのは、大豆と麹を混ぜてみそを仕込む時に、発酵のスピードを早めるために入れる出来上がったおみそのことです。
大体出来上がり5kgに対して約20g(大さじ1程度)混ぜ込みます。
冬場など気温が低いとなかなか発酵が進まないので、種みそを入れて立ち上がりの手助けをするようなイメージです。
すると菌がいい状態になるので、カビが出にくい。失敗しにくいんです。
では絶対に入れた方がいいかというと、そうも言い切れません。
特に夏場、気温の高い時は種みそを入れると発酵が早くなりすぎ、あっという間に濃い色がついてしまします。
それ以外の季節も、ご自宅の保管場所の環境や量などでうまくコントロールできない可能性があります。
カネダイのみそ作りキット「おみその学校」は、麹歩合を多くして、初心者の方でも上手にみそ作りができるようにしているので、種みそを入れなくても大丈夫。
でも、もしも「もう何度も作ったわ!」というベテランの方で、
「前のおみそが早くなくなりそうで熟成が間に合わないかも」
「保管場所が寒くてなかなか発酵が進まないのでもうちょっと早く進ませたい」
などという方がいらっしゃったら、種みそを試してみてくださいね。
ちなみに、スーパーなどのおみそはアルコール添加や加熱処理で発酵を止めてあるので、種みそとしては使えません。
カネダイのおみそや、ご自身で作ったおみそなどを使ってください。